子どもの頃は、クラスや部活などで1日の大半の時間を一緒に過ごすのが当たり前。その中でいつの間にか大事な友達ができていたことも少なくなかったでしょう。
でも、大人になると、その「いつの間にか友達になる」ことがとても難しくなります。
仕事をして、趣味を楽しみ、自分磨きをして…一人でも十分に充実した時間を過ごせているけれど、ふと「友達がいたらいいな」という気持ちになったりしませんか?
今回は、一生ものの友達を作る大人女子の心構えをご紹介します。
自律する

大人になってからのお付き合いは、「自律」から。「自律」は、自分で考えて決めることです。
学校のように分かりやすい環境が整えられているわけでも、定期的に親しくなるイベントが用意されているわけでもありません。
どういう人間関係を築きたいか、どういう環境を望んでいるのか、自分で考えて自分で決めて行動を取っていくことが大事です。
また、友達関係に「依存」はNG。つらいときや悲しいとき、大変なことがあったときに頼ったり甘えたりすることはあるでしょう。でも、それはお互いに自律していて信頼関係があってこそ。
自分で責任を持つことが求められる大人になってからの友達は、自律した上で関わり合い、影響を与え合う存在でありたいですね。
相手に敬意を払う

年齢を経ている分、それぞれに色々な経験をしています。経験から得た教訓や身についた価値観、ものの見方や考え方はその人にとって、とても大切なものです。
また、出会ったときの環境や状況はもちろん、子どもの頃の学校のように生活リズムも同じ訳ではありません。背景が見えないからこそ、友達に心から敬意を払いましょう。
「友達なのにそんなに気を遣わないといけないの?」と思われるかもしれませんが、「敬意を払う」というのは、相手の意見ばかりを優先して下手に出ることでも、自分との違いをすべて受け入れることでもありません。
友達はこうなんだな、とフラットな気持ちで認めることです。
有名な言葉に“I’m ok, you’re ok”があります。
自分を認め大切にする→I’m OK.
相手を認め大切にする→You’re OK.
このように尊重し合える関係が理想です。
自分から行動する

「もっとコアな趣味の話を教えて欲しい」
「レベルアップの方法を聞きたい」
「プライベートな深い話もできるようになりたい」
「相談にのってもらいたい」
親しくなってもう少し友達と距離を縮めたい…と思うなら自分から動きましょう。誰でも、人間関係に一歩踏み込むのは勇気がいるものです。
自分磨きが得意で、趣味もあって、日々充実しているように見える『大人女子』もいざ、友達作りのために自分からきっかけを…となると、緊張してしまう人が少なくありません。
そのため、「やっぱり苦手だからやめよう」と諦めモードに。でも、それではもったいないですよ。
無理をする必要はありませんが、「自分ができることを考えて、行動する」というのは、どんなことにも共通する成功法則です。
バランスを大事にする

友達と長く付き合いたいと思ったら、バランスがカギ。
1つは、自分の中のバランス。生活、人間関係、仕事、自分の時間…といった人生の中でのバランスを考えましょう。
自分が持っているエネルギーや時間には限りがあります。バランスを考えることは、自分を大事にすることにつながります。
もう1つは相手とのバランス。気持ち、関わり方、行動…すべてバランスを意識することで、結果的にお互いを大事にできます。
実際にバランスが取れているかはその時々によるかもしれませんが、お互いがバランスを意識している事実が重要です。意識は行動として現れます。
一緒に過ごす時間が長くなっていくほどに、お互いに、相手を思いやる気持ちを感じ合えるようになるでしょう。
まとめ
大人になると、日々の生活や自分のことで精一杯になりがちです。
互いに刺激になり、励みになる友達がいることによって、あなたの人生はより深みのあるものになり、あなた自身の成長にもつながってくることでしょう。
長く付き合える一生ものの友達は、人生の宝になりますよ。